重い根雪の底に埋もれたような、出口が見つからない悲しみと不安と孤独で押しつぶされそうなあなたへ。自分の人生に明るい陽射しが注ぐことはないのだと絶望しているあなたへ。
どうか勇気を出して、雪の隙間から、わずかに指先を伸ばしてみてほしい。雪の底から、小さく声を発してみてほしい。私にはあなたを覆っている雪をどかす ショベルカーのような力はないけれど、雪の中から届くあなたの声に耳を澄ませ、声をかけ続けたい。雪解けの日が来ることを祈りながら。
Copyright© 2013 四季メンタルクリニック. All rights Reserved.